K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介

2019年05月08日
 今日は国府町はK様のお屋敷の外装木部の塗替え工事をご紹介いたします😃

 K様のお屋敷は和風ですが、のきに”雲”がいっぱいついて木口という木口を白く塗ってある神社仏閣のような様式を取り入れた飛騨特有の造り・・・ではなく、アカ抜けた雰囲気でありながら重厚な、お屋敷と呼ぶにふさわしい街中ではかなり大きな邸宅です。門構えもりっぱです。

K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介

 飛騨の建築様式とは違い、柱や梁を沢山表に出している主屋ではありませんが、お屋敷が大きく、画像には写っていませんが広い敷地の中に幾棟も重なるように建てられているので、破風板だけでもかなりの数と述べ長さになります。

 特徴的なのは窓格子が多いこと。この窓格子が塗装作業では結構大変なのです。

 窓格子は細く長い部材を沢山組み合わせて構成されているので、柱や梁のように面が単一方向ではなく四方八方に向いていてなおかつ非常に細かいため、大きさの割には研磨作業や塗装作業に大変な手間ひま時間を要するのです。


 サンダーなどのマシンが入らない部分が大半のためほとんど手作業となります。しかもこちらの施工前の状態は前回塗替えの際と思しき塗膜密着不良による塗膜ベロベロ剥がれが窓格子のあちこちに・・・

 この木部の塗装で密着不良が起こる原因は、ほぼ2つのケースになります。一つは木に相性の合わない塗料を塗布し、それが雨や直射日光が当たり晒されて剥がれるケース、もう一つは塗装の前の下地処理、劣化塗膜の除去や目荒らしの研磨(業界用語でケレン作業と呼ばれる)をしっかり行わずに塗料を塗布しているケース。

 ケレンをせずに塗装すると塗料は絶対密着しません。今回のケースはあきらかに後者ですね。雨や直射日光があたる土台などの部分はちゃんと剥がれずに密着している。このケレン作業の手を抜くと、キレイな仕上がりにならないのは勿論、後にまた剥がれが十中八九起きてきます。

 とにかく時間を掛けて、地道にしっかり研磨作業を行い、完全なケレンを心掛けて施工します。大変ですが塗装の基本中の基本です。避けて通れません。

らくでない


ケレン作業中

K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介



塗装後

K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介


ケレン後の門

K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介


塗装後の門

K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介



施工前

K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介


施工後

K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介





もうひとつついでに、このケレン作業を省いたと思しき物件をご紹介🏴‍☠️

施工前・・・これは酷い。掃除もせずにただ塗ったんですな😩
K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介


ケレン作業後
K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介


塗装施工後
K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介



 外装木部の塗装は、結構このような手抜き作業と思しき状態が確認できますね。

 塗装って、美観もさることながら、対象物の保護が一番の目的です。塗料が密着しないと、まったく保護にならず塗装の意味がありませんので。

だしかん
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Posted by みみちゃん  at 00:16 │Comments(0)外壁塗装木部塗装塗装
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