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ガレージ鉄骨・鉄部・階段の塗装
2019年05月30日
3年前の工事になりますが、国府町のK様のお宅のガレージの塗装工事のご紹介をさせていただきます。

このガレージの上部は一面がすべてバルコニーのような屋上で一面防水フロアになっています。
しかし鉄部は全体的にかなりのサビが出ています。特に屋上に上がる階段のサビは顕著です。

ウチにご依頼される前に他の塗装業者の方に見積もりを取られたとのことですが、この階段はやってもすぐサビが出てしまい意味が無いから階段部分はやらないほうが良いと言われた、とK様はおっしゃっていました。
「ウチではこのサビは止める自信がございます」と告げ、階段部分を含めたすべての箇所の見積もりをご提示させていただきました。
結果、ウチの見積もりのほうが費用が高かったとのことでしたが、K様はウチを選んでくださいました。






先日、近所で塗装工事を行ったついでにK様のガレージを久しぶりに見せていただきました。
3年後の現在も、階段部分を含めサビ、剥がれは出ていませんでした。

サビの出ている物件の塗替え時の防錆処理も、自信がございます。
できる限りのサビの除去と、二重の防錆処理を行っているからです。
わが社の塗替え工事は、10年後・15年後に差が出る施工を心掛けて作業しています。
一度ご相談くださいませ
このガレージの上部は一面がすべてバルコニーのような屋上で一面防水フロアになっています。
しかし鉄部は全体的にかなりのサビが出ています。特に屋上に上がる階段のサビは顕著です。
ウチにご依頼される前に他の塗装業者の方に見積もりを取られたとのことですが、この階段はやってもすぐサビが出てしまい意味が無いから階段部分はやらないほうが良いと言われた、とK様はおっしゃっていました。
「ウチではこのサビは止める自信がございます」と告げ、階段部分を含めたすべての箇所の見積もりをご提示させていただきました。
結果、ウチの見積もりのほうが費用が高かったとのことでしたが、K様はウチを選んでくださいました。
赤サビ水研ぎ除去後、黒サビ転化処理
サビ止め塗装(下塗り)
仕上げ塗装後
施工前
サビ除去ケレン後、サビ止め塗装
施工後
先日、近所で塗装工事を行ったついでにK様のガレージを久しぶりに見せていただきました。
3年後の現在も、階段部分を含めサビ、剥がれは出ていませんでした。
画像は施工当時のものです。
サビの出ている物件の塗替え時の防錆処理も、自信がございます。
できる限りのサビの除去と、二重の防錆処理を行っているからです。
わが社の塗替え工事は、10年後・15年後に差が出る施工を心掛けて作業しています。
一度ご相談くださいませ
折板屋根の塗装のご紹介
2019年05月14日
今日は、折板(せっぱん)と呼ばれるトタン屋根の塗装について書きます。

この折板というのは上記がぞうのようにトタンをジグザグな形にたて方向に折ってあるふきかたの屋根で、雨仕舞い・水はけが極めて良く、サビが発生しにくいというメリットがあります。
工場や倉庫などの大きな箱型の建造物によく使われるほか、一般家屋の場合はガレージの屋根として多く使われる工法です。
今回紹介の屋根は一般住宅に併設するガレージです。日の出町のS様のガレージにて。


ご覧のように、この折板屋根の場合は鋼板そのものはなかなかサビが出ませんが、鋼板をガレージ鉄骨に固定する多数のボルトナットが必ずサビてしまいます。
私どもの施工ではこのハイセットナットを塗替えの機会にすべて新品に交換するよう施主におすすめいたします。
高圧洗浄の後にすべてのナットを撤去。構造上の理由などで撤去できない部分も含めて、この部分のサビを特殊工具で除去します。
これは「ボルトブラッシャー」という工具で、ボルトナットのサビ落としを一瞬にして行なえる高価な専用工具を使います。このブラシをドリルに付けて、ボルトにセットしてグルグルっと回すだけでナットごと磨かれてサビの大半が除去されるのです。
この工具は主に、橋の橋脚などのボルトナットが大量に使われているモノのさび落としで使用されます。これが無いと手作業で延々と時間を要します。



さび落としをしたのちに黒サビ転化剤を塗布し、ボルト部分に養生をしてから塗装しますが、場合によってはハイセットナットごと塗装します。



当然ナットの脱着工賃やハイセットナットのパーツ代が費用に上乗せされますが、屋根を長持ちさせるという塗装本来の目的を考えれば安価だと思います(ハイセットナットの新品パーツ代は非常に安価です)。
この折板というのは上記がぞうのようにトタンをジグザグな形にたて方向に折ってあるふきかたの屋根で、雨仕舞い・水はけが極めて良く、サビが発生しにくいというメリットがあります。
工場や倉庫などの大きな箱型の建造物によく使われるほか、一般家屋の場合はガレージの屋根として多く使われる工法です。
今回紹介の屋根は一般住宅に併設するガレージです。日の出町のS様のガレージにて。
ご覧のように、この折板屋根の場合は鋼板そのものはなかなかサビが出ませんが、鋼板をガレージ鉄骨に固定する多数のボルトナットが必ずサビてしまいます。
私どもの施工ではこのハイセットナットを塗替えの機会にすべて新品に交換するよう施主におすすめいたします。
高圧洗浄の後にすべてのナットを撤去。構造上の理由などで撤去できない部分も含めて、この部分のサビを特殊工具で除去します。
これは「ボルトブラッシャー」という工具で、ボルトナットのサビ落としを一瞬にして行なえる高価な専用工具を使います。このブラシをドリルに付けて、ボルトにセットしてグルグルっと回すだけでナットごと磨かれてサビの大半が除去されるのです。
この工具は主に、橋の橋脚などのボルトナットが大量に使われているモノのさび落としで使用されます。これが無いと手作業で延々と時間を要します。
真っ赤にさび付いたボルトナット
ボルトブラッシャーをセットして電動ドリルを回す
サビが取れ、鉄があらわになってピカッと光っています 素晴らしい工具
さび落としをしたのちに黒サビ転化剤を塗布し、ボルト部分に養生をしてから塗装しますが、場合によってはハイセットナットごと塗装します。
黒サビ転化剤を塗布後、丸1日以上置いて完全乾燥させてから
下塗り(サビ止め塗装)全面施工
塗装が完了し完全乾燥後に新品のハイセットナットを取り付け
当然ナットの脱着工賃やハイセットナットのパーツ代が費用に上乗せされますが、屋根を長持ちさせるという塗装本来の目的を考えれば安価だと思います(ハイセットナットの新品パーツ代は非常に安価です)。
K様のお屋敷の外装木部塗装のご紹介
2019年05月08日
今日は国府町はK様のお屋敷の外装木部の塗替え工事をご紹介いたします
K様のお屋敷は和風ですが、のきに”雲”がいっぱいついて木口という木口を白く塗ってある神社仏閣のような様式を取り入れた飛騨特有の造り・・・ではなく、アカ抜けた雰囲気でありながら重厚な、お屋敷と呼ぶにふさわしい街中ではかなり大きな邸宅です。門構えもりっぱです。

飛騨の建築様式とは違い、柱や梁を沢山表に出している主屋ではありませんが、お屋敷が大きく、画像には写っていませんが広い敷地の中に幾棟も重なるように建てられているので、破風板だけでもかなりの数と述べ長さになります。
特徴的なのは窓格子が多いこと。この窓格子が塗装作業では結構大変なのです。
窓格子は細く長い部材を沢山組み合わせて構成されているので、柱や梁のように面が単一方向ではなく四方八方に向いていてなおかつ非常に細かいため、大きさの割には研磨作業や塗装作業に大変な手間ひま時間を要するのです。
サンダーなどのマシンが入らない部分が大半のためほとんど手作業となります。しかもこちらの施工前の状態は前回塗替えの際と思しき塗膜密着不良による塗膜ベロベロ剥がれが窓格子のあちこちに・・・
この木部の塗装で密着不良が起こる原因は、ほぼ2つのケースになります。一つは木に相性の合わない塗料を塗布し、それが雨や直射日光が当たり晒されて剥がれるケース、もう一つは塗装の前の下地処理、劣化塗膜の除去や目荒らしの研磨(業界用語でケレン作業と呼ばれる)をしっかり行わずに塗料を塗布しているケース。
ケレンをせずに塗装すると塗料は絶対密着しません。今回のケースはあきらかに後者ですね。雨や直射日光があたる土台などの部分はちゃんと剥がれずに密着している。このケレン作業の手を抜くと、キレイな仕上がりにならないのは勿論、後にまた剥がれが十中八九起きてきます。
とにかく時間を掛けて、地道にしっかり研磨作業を行い、完全なケレンを心掛けて施工します。大変ですが塗装の基本中の基本です。避けて通れません。







もうひとつついでに、このケレン作業を省いたと思しき物件をご紹介



外装木部の塗装は、結構このような手抜き作業と思しき状態が確認できますね。
塗装って、美観もさることながら、対象物の保護が一番の目的です。塗料が密着しないと、まったく保護にならず塗装の意味がありませんので。
K様のお屋敷は和風ですが、のきに”雲”がいっぱいついて木口という木口を白く塗ってある神社仏閣のような様式を取り入れた飛騨特有の造り・・・ではなく、アカ抜けた雰囲気でありながら重厚な、お屋敷と呼ぶにふさわしい街中ではかなり大きな邸宅です。門構えもりっぱです。

飛騨の建築様式とは違い、柱や梁を沢山表に出している主屋ではありませんが、お屋敷が大きく、画像には写っていませんが広い敷地の中に幾棟も重なるように建てられているので、破風板だけでもかなりの数と述べ長さになります。
特徴的なのは窓格子が多いこと。この窓格子が塗装作業では結構大変なのです。
窓格子は細く長い部材を沢山組み合わせて構成されているので、柱や梁のように面が単一方向ではなく四方八方に向いていてなおかつ非常に細かいため、大きさの割には研磨作業や塗装作業に大変な手間ひま時間を要するのです。
サンダーなどのマシンが入らない部分が大半のためほとんど手作業となります。しかもこちらの施工前の状態は前回塗替えの際と思しき塗膜密着不良による塗膜ベロベロ剥がれが窓格子のあちこちに・・・
この木部の塗装で密着不良が起こる原因は、ほぼ2つのケースになります。一つは木に相性の合わない塗料を塗布し、それが雨や直射日光が当たり晒されて剥がれるケース、もう一つは塗装の前の下地処理、劣化塗膜の除去や目荒らしの研磨(業界用語でケレン作業と呼ばれる)をしっかり行わずに塗料を塗布しているケース。
ケレンをせずに塗装すると塗料は絶対密着しません。今回のケースはあきらかに後者ですね。雨や直射日光があたる土台などの部分はちゃんと剥がれずに密着している。このケレン作業の手を抜くと、キレイな仕上がりにならないのは勿論、後にまた剥がれが十中八九起きてきます。
とにかく時間を掛けて、地道にしっかり研磨作業を行い、完全なケレンを心掛けて施工します。大変ですが塗装の基本中の基本です。避けて通れません。

ケレン作業中
塗装後
ケレン後の門

塗装後の門

施工前
施工後
もうひとつついでに、このケレン作業を省いたと思しき物件をご紹介
施工前・・・これは酷い。掃除もせずにただ塗ったんですな
ケレン作業後
塗装施工後
外装木部の塗装は、結構このような手抜き作業と思しき状態が確認できますね。
塗装って、美観もさることながら、対象物の保護が一番の目的です。塗料が密着しないと、まったく保護にならず塗装の意味がありませんので。

瓦棒葺き屋根も金具をすべて撤去してから施工すべし!
2019年05月06日
飛騨の家屋には現在も、瓦棒葺き(かわらぼうぶき)と呼ばれる鋼板屋根(トタン屋根)が結構多くあります。
近年施工の住宅は横葺き(段葺き)と呼ばれる葺きかたがかなり多くなっていますが、トタン屋根は瓦棒(かわらぼう)葺きに代表される縦葺きのほうが、横葺きと比較して雨仕舞いがかなり良いのがメリットです。
雨仕舞いが良い=水はけが良いということですが、鋼板屋根(トタン屋根)にとってサビも発生しにくいということ。
この瓦棒葺き屋根のサビに対するウィークポイントは、雨水が一番停滞&残留しやすい屋根の最下部先端、つまり軒先と、雪止めアングルを固定する「スノーストップ」と呼ばれる金具が取り付けてある部分になります。軒先は屋根に落ちた雨がすべてそこを経由して雨樋に落ちてゆき、落ちてゆく水は折り目の先端に停滞しやすい性質のため、構造上どうしてもサビが発生しやすい条件が整っています。
一方のスノーストップが取り付けてある瓦棒部分は、経年による汚れ、泥、虫の死骸などが隙間に詰まってしまいます。
その汚れ・ゴミが水分を長時間停滞させてしまい、その結果赤錆腐食につながります。このスノーストップを外すと、ほぼすべてのお宅で赤錆が発生しており、もっと進んでいると腐食で穴が開いてしまっているケースが少なくありません。

私の経験上、3軒に1軒はこのスノーストップの下が腐食で穴が開いてしまっており、ここから雨漏りに至る大きな原因となります。
この金具を外して、そのサビや穴の処置を行わない施工、金具を付けっぱなしの施工というのは私ども業者としては楽ですが、それは完全な手抜き工事と考えています(残念ながら現状はそういう施工が大半です)。
赤サビはトタン屋根にとってガン細胞です。この赤錆というガンの治療をせずに塗装しても塗料が付かないため、すぐに表面に出てきます。
ふなさかメンテナンスは、この瓦棒葺きトタン屋根の塗替え工事はすべての付属金具の撤去を行ってから施工します。
グラインダーやワイヤーブラシ等で赤錆を除去後、黒サビ転化処理(残留した赤サビを薬品で黒サビに転化しトタンの酸化を止める処理)を行ったうえで下塗り(サビ止め塗装)を行い2重のサビ止め処置を施します。その後に穴を塞ぐ処置を行い、その後に中塗り・上塗りを施します。



ほとんどのケースで撤去したスノーストップは再利用が不可能な状態(赤サビによる腐食で)のため、塗装完了後は基本的にスノーストップを新品にしていただくことを施主の方にご理解いただいて見積もり・施工をさせていただいております。


近年施工の住宅は横葺き(段葺き)と呼ばれる葺きかたがかなり多くなっていますが、トタン屋根は瓦棒(かわらぼう)葺きに代表される縦葺きのほうが、横葺きと比較して雨仕舞いがかなり良いのがメリットです。
雨仕舞いが良い=水はけが良いということですが、鋼板屋根(トタン屋根)にとってサビも発生しにくいということ。
この瓦棒葺き屋根のサビに対するウィークポイントは、雨水が一番停滞&残留しやすい屋根の最下部先端、つまり軒先と、雪止めアングルを固定する「スノーストップ」と呼ばれる金具が取り付けてある部分になります。軒先は屋根に落ちた雨がすべてそこを経由して雨樋に落ちてゆき、落ちてゆく水は折り目の先端に停滞しやすい性質のため、構造上どうしてもサビが発生しやすい条件が整っています。
一方のスノーストップが取り付けてある瓦棒部分は、経年による汚れ、泥、虫の死骸などが隙間に詰まってしまいます。
その汚れ・ゴミが水分を長時間停滞させてしまい、その結果赤錆腐食につながります。このスノーストップを外すと、ほぼすべてのお宅で赤錆が発生しており、もっと進んでいると腐食で穴が開いてしまっているケースが少なくありません。
私の経験上、3軒に1軒はこのスノーストップの下が腐食で穴が開いてしまっており、ここから雨漏りに至る大きな原因となります。
この金具を外して、そのサビや穴の処置を行わない施工、金具を付けっぱなしの施工というのは私ども業者としては楽ですが、それは完全な手抜き工事と考えています(残念ながら現状はそういう施工が大半です)。
赤サビはトタン屋根にとってガン細胞です。この赤錆というガンの治療をせずに塗装しても塗料が付かないため、すぐに表面に出てきます。
ふなさかメンテナンスは、この瓦棒葺きトタン屋根の塗替え工事はすべての付属金具の撤去を行ってから施工します。
グラインダーやワイヤーブラシ等で赤錆を除去後、黒サビ転化処理(残留した赤サビを薬品で黒サビに転化しトタンの酸化を止める処理)を行ったうえで下塗り(サビ止め塗装)を行い2重のサビ止め処置を施します。その後に穴を塞ぐ処置を行い、その後に中塗り・上塗りを施します。
グラインダーにてサビ除去後、残留赤サビを黒サビ転化剤で処理
下塗り
穴を塞いだ後にその部分を下塗り
ほとんどのケースで撤去したスノーストップは再利用が不可能な状態(赤サビによる腐食で)のため、塗装完了後は基本的にスノーストップを新品にしていただくことを施主の方にご理解いただいて見積もり・施工をさせていただいております。
腐食が進んで、撤去したスノーストップは再利用不可。廃棄処分です。

横葺き鋼板屋根(トタン屋根)の塗替え、O様宅
2019年05月06日
30数年ほど前からでしょうか、横葺きのトタン屋根の邸宅が飛騨でも増えてきた様子。見栄えが良いのがメリットといえばメリット。古川町にお住いのO様の、今はお住まいになっていない国府町にあるご実家もそのひとつ。
しかしこの横葺き屋根、“サビが非常に発生しやすい”というトタン屋根にはあってはならないデメリットがあるのです。
見た通り折り目が横方向に幾重にも重なっている構造で、水分はこの折り目の先端に停滞しやすい性質があり、尚且つ水は狭いところに入り込む習性「毛細管現象」という性質があるため、各折り目の中に雨水が入りやすい。
この折り目は屋根を葺いた直後はある程度の隙間があるので中に入った水分も乾燥しやすいのですが、毎年積雪などの重みで段々隙間がつぶれてゆく。この狭くなった隙間に入った水は乾燥しにくく、日光で熱せられてトタンが熱くなると水分が付着した部分の鋼板は早々にサビが発生してしまうのです。
これを最初の塗替え工事の際に高圧洗浄で折り目の中の汚れをしっかり洗って、完全に乾燥してから折り目の隙間の中にしっかりと塗料を入れて塗装してあれば良いのでしょうが、不十分な洗いと不十分な塗装という施工が反ってサビを誘発して、後年折り目からサビ汁が流れ出る状態になってしまいます。
塗装すると雨水は水玉になるので、塗装の前と比較して水分が乾きにくくなるのです。この水玉が中途半端な塗装部分に長時間停滞してしまいサビを誘発してしまうのです。雨がかかったり日光に晒される部分の塗装施工は絶対中途半端なことをしてはなりません。
表面に出ているサビならばグラインダーで無理なく除去できますが、この折り目の中のサビはマシンが入らない。ワイヤーブラシ等使って手作業でシコシコやっても思ったように除去できないのです。この折り目の中のサビの除去は不可能と断言しても良いくらいです。O様宅も、そんな状況の屋根でした。



本来ならば葺き替えを薦めるほどのレベルでしたが、O様はそんなに遠くない将来取り壊すつもりだけど、しばらくは維持しておきたいのでとりあえず延命だけでもできればというご意向でした。ならばとできる限りの処置を取るため高圧洗浄機で十分に洗浄した後に、さらにつぶれた折り目をケレン(革スキ)で広げて中のサビをピアノ線ブラシ(ワイヤーブラシの中でも特に強い!)で延々と手作業で水研ぎを行い、できる限りのサビ取りを行った後に完全に乾燥させてから下塗り、折り目の中にもたっぷりとサビ止め塗料&仕上げ塗料を吹き付けで入れ、表面はローラーで仕上げ塗装を行う。
サビ取り作業は大変どえす~


これで3年間、サビ汁が流れて出てこなければ、この延命処置は成功といっても良いかと思います。
特に横葺き屋根は早め早めの塗替え対応と、ちゃんとした塗替え施工が必要です。早くてもダメな施工は屋根の寿命を縮めますから。
しかしこの横葺き屋根、“サビが非常に発生しやすい”というトタン屋根にはあってはならないデメリットがあるのです。
見た通り折り目が横方向に幾重にも重なっている構造で、水分はこの折り目の先端に停滞しやすい性質があり、尚且つ水は狭いところに入り込む習性「毛細管現象」という性質があるため、各折り目の中に雨水が入りやすい。
この折り目は屋根を葺いた直後はある程度の隙間があるので中に入った水分も乾燥しやすいのですが、毎年積雪などの重みで段々隙間がつぶれてゆく。この狭くなった隙間に入った水は乾燥しにくく、日光で熱せられてトタンが熱くなると水分が付着した部分の鋼板は早々にサビが発生してしまうのです。
これを最初の塗替え工事の際に高圧洗浄で折り目の中の汚れをしっかり洗って、完全に乾燥してから折り目の隙間の中にしっかりと塗料を入れて塗装してあれば良いのでしょうが、不十分な洗いと不十分な塗装という施工が反ってサビを誘発して、後年折り目からサビ汁が流れ出る状態になってしまいます。
塗装すると雨水は水玉になるので、塗装の前と比較して水分が乾きにくくなるのです。この水玉が中途半端な塗装部分に長時間停滞してしまいサビを誘発してしまうのです。雨がかかったり日光に晒される部分の塗装施工は絶対中途半端なことをしてはなりません。
表面に出ているサビならばグラインダーで無理なく除去できますが、この折り目の中のサビはマシンが入らない。ワイヤーブラシ等使って手作業でシコシコやっても思ったように除去できないのです。この折り目の中のサビの除去は不可能と断言しても良いくらいです。O様宅も、そんな状況の屋根でした。
折り目のいたるところからサビ汁が流れ出ているO様のご実家の屋根
折り目の中のサビが酷い・・・
本来ならば葺き替えを薦めるほどのレベルでしたが、O様はそんなに遠くない将来取り壊すつもりだけど、しばらくは維持しておきたいのでとりあえず延命だけでもできればというご意向でした。ならばとできる限りの処置を取るため高圧洗浄機で十分に洗浄した後に、さらにつぶれた折り目をケレン(革スキ)で広げて中のサビをピアノ線ブラシ(ワイヤーブラシの中でも特に強い!)で延々と手作業で水研ぎを行い、できる限りのサビ取りを行った後に完全に乾燥させてから下塗り、折り目の中にもたっぷりとサビ止め塗料&仕上げ塗料を吹き付けで入れ、表面はローラーで仕上げ塗装を行う。

↓ 下 塗 り ↓
↓ 施 工 後 ↓
これで3年間、サビ汁が流れて出てこなければ、この延命処置は成功といっても良いかと思います。
特に横葺き屋根は早め早めの塗替え対応と、ちゃんとした塗替え施工が必要です。早くてもダメな施工は屋根の寿命を縮めますから。
賃貸ガレージのシャッター塗装工事の紹介
2019年05月06日
今年3月にすでに終わった塗装工事ですが、私がガレージを1カ所お借りしている広瀬町のK様からのご依頼で、ガレージのシャッターの塗替え工事を行いました。キレイになったと喜んでいただけました。
K様のガレージシャッター塗装は昨年に引き続き2棟目になります。シャッター取手は新品に交換、シャッター番号はカッティングシートにて印字しています。
K様、ありがとうございました。

施工前

下地処理(スポンジ研磨剤で水研ぎ&高圧洗浄)

施工後

K様のガレージシャッター塗装は昨年に引き続き2棟目になります。シャッター取手は新品に交換、シャッター番号はカッティングシートにて印字しています。
K様、ありがとうございました。

施工前
下地処理(スポンジ研磨剤で水研ぎ&高圧洗浄)
施工後
はじめまして『ふなさかメンテナンス』です。
2019年05月06日
高山市国府町で建物の塗装業(屋根の塗装や内外壁塗装、鉄骨階段の塗替えなどなど)を営んでおります、『ふなさかメンテナンス』と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。



どうぞよろしくお願いいたします。
舩坂です
